屋久島と 種子島より

屋久島に通い始めた頃から、馬毛島のことは気になっています。 

馬毛島は種子島の西方12キロ(屋久島から40キロ)にある島(今は無人島)です。

かつては漁師が小屋を建て漁の時期に泊まったり、1951年からは開拓の人たちが移り住み、小中学校が建てられ、500人以上が暮らしていた時期があったそうです。 

今は東京の会社（タストン・エアポート社）が島のほとんどの土地を所有していて、これまでレジャー施設や石油の備蓄基地、核の置き場・処分場といった様々な計画が持ち上がっては消えてきました。その度に地元の人たちは期待や不安を抱き、島の自然は翻弄されてきたと言えるでしょう。

2007年、会社と防衛省の間で、米軍の訓練場(戦闘機のタッチアンドゴー)にする計画があることが分かり、種子島・屋久島の議会はこれに反対し、全国で約22万人の反対署名が集まりました。 

昨年末から、国による買収が近いという報道がなされています（今となっては訓練場だけではなく自衛隊も使える基地とする計画のようです）が、問題だと思うのは、そこに地元住民の意見や乱開発された声なき島の自然が置き去りにされていることです。

馬毛島のある西之表市の議会や市長は計画に反対し、今議会でも、そのような使用のための土地売買交渉に反対する意見書が可決されています。

沖縄しかり、ここ鹿児島でも、民主主義がないがしろにされていると感じます。意識を向けることで、暮らしや政治を自分たちの手でつくれるようにすることで、より良い方向に歩んでいけることを願うばかりです（また議会の様子をアップします）。

長くなりましたが、上映会のお知らせです！ 

毎年3月11日前後は予定が入っていたのですが、今年は入らなかったので、福島に行こうかとも思いましたが、これからの自分たちの暮らしを模索するために屋久島に来ました。そして馬毛島のこともあり、種子島でご縁をいただいた方たちと上映会ができたらいいなと思っていました。 

こちらに来てから嬉しい出会いがいっぱいあり、そしてジンジャービレッジで上映会を開いてもらえることになりました！

同年代の宇野さん夫妻とは共通点も多く。 

旦那さんのかずくんは、なんと僕と同時期に祝島にいたり、そして、写真家として３．１１の翌日に福島に入っていたり…（僕が入ったのはずっと後でしたが）！

奥さんのひろみさんは、ピースボートで世界を周った後、地元の種子島に戻ったそうで。足元の暮らしからいのちが調和する世界をつくろうとしていることに大共感。

ジンジャービレッジは廃校が素敵に改装されたお店です。

ぜひお越しを、ピンときた方は繋がってください◎

種子島にお友達がいたら、お伝えくだされば嬉しいです(^O^)

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【日時】 3月10日(日)14:00～（上映時間104分） 

　　上映後、みんなで話しましょう

【場所】 ジンジャービレッジ（西之表市安城3517）

【料金】 500円（高校生以下無料）

イベントページ→https://www.facebook.com/events/387731582009319/ 

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