「いのちのしま」と「いのりのうみ」

新しい年の巡り。2016年。

昨年は、制作していた映画がついに完成(誕生)した年。

映画をもって各地を巡り、多くの出会いがありました。

今年は映画に込めた思いを形にしていく年にしたいと思っています。

今年もよろしくお願いします。

 

最近の心に残る出来事として、昨年の冬至を振り返りたいと思います。

 

映画のエンディング曲や挿入歌を唄い奏でて下さった「YURAI(ユライ)」さんが主催する淡路島での冬至のまつりに妻と参加させて頂きました。

冬至は太陽の高度が一年で最も低く、昼が最も短くなる日。この日から転じて太陽の力が再び甦ってくることから、古くから世界各地で祝祭が行われてきたそうです。

まつりの2日前から、YURAIさんと、YURAIさんの曲「いのちのしま」にのせて踊り舞う「いのちのしまガールズ」の皆さんと共に過ごさせて頂きました。

 

寝食を共にしながら、まつりの日に身につける帯をつくったり(ビワや藍で糸を染めて、手織りしたり)、朝日を拝み、みんなが各地から持ってきた海水を炊いてお塩をつくったり、唄ったり踊ったりと、とても幸せな時間でした。

(↑これからの流行りは織り物系男子!?上の写真2枚はアオイさん撮影。ありがとうございます!) 

 

まつりの日、映画も上映させて頂きました。

生きとし生けるものたちと地球家族として平和に暮らしたいという思いを込めてつくったこの映画。まつりの場は、その思いを体現した世界のようで、とても嬉しかったです。

映画の後はYURAIさんのライブ。

 

その音は心の奥にすっと響く。

 

太鼓を鳴らして、輪になって唄い踊る光景はどこかなつかしい感じがする。 

きっと自分の体の中にも宿っているのだろう。はるか昔、一万年以上の長きに渡って、自然と調和しながら輪になって暮らしてきた遠い記憶が。目に見えない存在を敬い、戦をすることなく助け合って暮らしてきた古の時代に思いを馳せる。

 

平和な世界。 

上も下もなく、皆が尊い存在である平な輪(和)の世界。

 

これからは自分の足元からそうした場をつくっていきたい。映画に込めた思いを仲間と共に形にしていく時。その始まりにふさわしいまつりに参加させて頂けたことに心から感謝します。

 

今回はスペシャルな体験もさせてもらいました。映画のエンディング曲「エイエンのシマ」に声を吹き込ませて頂きました。

音痴なので、大丈夫かなと思いましたが、「オーライ」と「イェイイェイイェーイ」という掛け声なのでオーライだと思います(笑)

 

最後に、このまつりで出会い、お別れをした(この世から旅立たれた)美術家の尾崎泰弘(ナフシャ)さんのことを。

 

「縄文」に深い思いを持たれ、調和の世界を目指し、祈りを込めてドラムをつくられていました。

 

僕の映画を深く感じて下さって、僕も尾崎さんのされていることに心惹かれました。一緒にいることができたのはわずか数時間でしたが、出会えたことに感謝しています。今は調和の世界にいらっしゃるでしょうか。平安でいてください。尾崎さんのドラムの響き、スピリットを忘れません。ありがとうございました。

 

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