僕らが知りたいホントのこと(安部芳裕さん)

講演後のミーティング&ライブ@山口県下松市 @山口県阿武町

 

皆さん、ご無沙汰しています。師走の時期にいかがお過ごしでしょうか?

 

僕はこの間、瀬戸内海を一週間かけてカヤックで渡る「瀬戸内カヤック横断隊」に参加したり、ピースボートの9日間の脱原発クルーズに乗って日韓の原発現地を訪れたり、衆院選で当選してほしい人の応援をしたりしていました。その時のことはまたの機会に書こうと思います。

 

最近、前からお会いしたいと思っていたプロジェクト99%代表の安部芳裕さんが山口県に来られていて、友人が県内ツアーをしていたので同行させてもらいました。安部芳裕さんは世界の貧困・戦争・原発などのあらゆる問題が起こる原因をお金のしくみから分かりやすく話してくれます。

 

今回のテーマは「原発」「TPP」「増税」「憲法改正」です。政治のことがよく分からない人も、もっと詳しく知りたい人もぜひ見てほしいと思います。なぜなら、これらは大げさではなく僕たちや未来の子どもたちの暮らしやいのちに関わる大問題だからです。

 

プロジェクト99%は、利権を握る1%の人たちのためではなく、国民みんなのための政治をつくろうということで名付けたそうです。

 

僕は、原発問題に関わる前は、アフリカの貧困問題に関心がありました。世界にはみんなが食べられるだけの十分な食糧があるにも関わらず、なぜ飢える人が出てくるのか理解できず、願わくはそれを解決したいと思いました。そこから、なぜ戦争が起こるのか、なぜ原発がつくられるのかと、あらゆる問題を調べるにつれ、根っこにお金の問題があるのではないかと思うようになりました(ブログの始めの方に書いています)。

 

「世界がもし100人の村だったら」という本があります。約63億人のこの世界を100人の村に見立てて書かれたこの本の一節に「20人は栄養がじゅうぶんではなく、1人は死にそうなほどです。でも15人は太り過ぎです」とあるように世界の富は偏っています。

 

国連大学の調査によると「世界の最も豊かな1%の人たちが世界の富の40%を所有しており、逆に、世界の50%の貧困層はわずか1%しか持っていない」ということです。この偏りは年々拡がっているようです。

 

大学を一年間休学して世界をぶらぶら旅していた時に感じたことは「人間は生まれながらにして、時間は平等に与えられているが、お金は不平等に与えられている」ということ。お金が相対的なものであることを考えると、お金をいっぱい持っている人がいるということは、不足している人がいないと成り立ちません。

 

人類史上最悪レベルの原発事故が起こっても原発をやめられない。戦争は絶対にダメだとほとんどの人が思っていても起こってしまう。それは、儲けるしくみがあり、1%の人たちの力がそれだけ大きいのだと思いますが、例えば、綱引きをしているとして、99%の人たちの中には手を抜いていたり、綱を持っていない人すら多いということもその原因だと思います。

 

国民の約8割が原発をやめたいと思っていても、これからも原発を進めていく自民党が衆議院で過半数の議席を獲得しました。それは、自民党の資金力や、小選挙区制という大政党に有利な選挙制度などの要因があると思いますが、約4割の人たちが選挙に行かず、綱を持っていなかったこともまた大きいと思うのです。

僕も昔は知りませんでした。でも、気づいた時からが始まりだと思います。大きなカブも最後はねずみの力が加わって抜けたように、みんなで力を合わせれば、きっと明るい未来が引っこ抜けることでしょう。

 

次の選挙は、来年の夏の参議院選挙です。各政党が「原発」「TPP」「増税」「憲法改正」などをどうするかしっかりチェックして、友達も誘って投票に行きましょう。インターネットをする人は、プロジェクト99%のホームページツイッターfacebookなどもチェックしてみてください。ホームページには下のような「政党通信簿」や講演で使っている資料も載せてくれています。

 

また、安部芳裕さんは全国で呼ばれたところに赴いてタウンミーティング(講演や座談会)を開いています。参加したり、仲間と企画してみてもいいと思います。

 

僕はまだまだ希望を持って動いていきます。皆さん、良いお年をお迎えください。来年もよろしくお願いします!

 

講演で使っている資料をアップしてくれています。

 

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