四国電力の伊方原発2号機が定期検査のために停止し、稼働中の原発は54基中5基となりました↓(約9割の原発が停まっています)
●残る原発の定期点検時期(春には全ての原発が停まります)
東京電力 刈羽5号 2012年1月25日
中国電力 島根2号 2012年1月27日までに
関西電力 高浜3号 2012年2月20日
東京電力 刈羽6号 2012年3月末までに
北海道電力 泊3号 2012年4月末までに
そんな中、政府は相変わらず国民不在のまま原発の再稼働の動きを強めています。
地震・津波に対する抜本的な見直しはせず、机上の空論と呼べるようなストレステストだけで済ませようとしているのが現状でしょう。
●ストレステストの結果を提出した11基
九州電力 玄海2号、川内1号、2号
四国電力 伊方3号
関西電力 大飯3号、4号 美浜3号
日本原子力発電 敦賀2号
東北電力 東通1号
北海道電力 泊1号、2号
野田首相は「必要ならば直接行って住民にお願いする」と言います。
最悪の場合、250キロ圏が避難対象地域になるような原発の地元住民とは誰でしょう?
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大飯原発の評価「妥当」判断へ 3、4号機、保安院で初
(2012年1月14日 共同通信)
定期検査で停止中の原発を再稼働させるのに必要な「安全評価」で、経済産業省原子力安全・保安院は14日までに、関西電力が提出した大飯原発3、4号機(福井県)の評価結果について「妥当」との判断を示す方針を固めた。
これまで12基の原発の評価結果が提出されているが、保安院の判断は初となる。大飯原発は安全性が保たれており、仮に福島第1原発と同規模の地震や津波があっても深刻な事故には至らないと判断。専門家の意見も踏まえ、近く評価を正式にまとめる。
ただ再稼働には、原子力安全委員会や国際原子力機関(IAEA)のチェック、地元の了解が必要で、先行きは見通せない。
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現在、再稼働の先頭を走っている大飯原発ですが、津波の想定も曖昧なままです。
関西電力などは、過去の天正地震で若狭湾への巨大津波はなかったと結論づけていますが、専門家からは批判の声も上がっています。
(映像は昨年12月27日、経済産業省原子力安全・保安院による第8回「地震・津波に関する意見聴取会」の一部です)
若狭湾の津波痕跡調査、手法に専門家批判
(2012年1月11日 asahi.com 関西)
福井県内に原発をもつ関西電力など3事業者が進めている歴史上の津波の痕跡調査で、原子力安全・保安院は10日、調査に用いた採取試料の状態を京都府京田辺市の研究施設で専門家らに公開した。
複数の古文書に、天正大地震(1586年)で若狭湾に津波が起き、大きな被害を与えたという記述が残る。若狭地方でボーリング調査をしていた関電などは昨年末、「津波はあったとしても大規模ではない」とする結果を国に報告したが、調査手法に批判が相次いでいた。
この日、保安院が設置した「地震・津波に関する意見聴取会」の委員ら7人がボーリングで得られた試料7点の状態を確認。委員の岡村行信・産業技術総合研究所活断層・地震研究センター長らは「エックス線やCTスキャンによる調査がされていない」「もっと海に近い地点でも調査すべきだ」などと指摘。大津波がなかったことを証明するにはさらに調査が必要との考えを示した。(笹川翔平)
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レーナ (火曜日, 24 1月 2012 15:04)
明日から4基ですね。